面白き事もなき世を面白く すみなすものは心なりけり

と、、

これを座右の銘にする奴ほど面白くないとか、大体アツすぎてウザいとか、そんな超どーでもいい議論がある高杉晋作の辞世の句。

行ってまいりました。現地に。

そしたらね、やっぱりグッとくるものがありまして。

同時に、個々の思想や考え方を持つ事が公然と許されるという点において、現代は当時とは全く違うわけで、私なりの都合の良い解釈でこの言葉を今年はテーマにしようかなぁと思っている次第です。

面白き事もなき世を面白く

私的には今のこの世が面白くない事はないんですが、こと仕事という点において我々の会社であるglamsには様々な国籍・世代の人間で構成されてますので、"面白い"にも色々あるんですね。

"人それぞれ"なんていう事を言ってしまえばそれまでで、そういう"逃げ"の言葉が私は大嫌いなのですが、とは言え"面白さ"は強要すべきものでもないと。なのでその辺は特に声にも言葉にも出さずにこれまでやってきましたが、そろそろ個人的な事はさておきチームとしてなにが"面白い"のかについては声や形に出していきます。


そしてそれは、我々チームが"面白い"と思う事であって他の誰に何をとやかく言われる事でもない。

大阪の会社だからといって誰かに笑ってもらうためでも、面と向かって人と目も合わせてものも言えない関係のない人たちにとやかく言われる為のものでもありません。

そしてそれは世界をどう変えるとか、そんな話でもありません。


そう、我々のこの句の解釈としては、俺たちが"面白い"かどうか。

だって、ステージが楽しんでないライブでオーディエンスが楽しいわけがない。

俺ら自身が楽しんでない仕事でユーザーが楽しいなんて、長く続くわけがない。


すみなすものは心なりけり

この解釈はもう"そんなん自分次第や"しかありません。

だって自分達が面白くなるためなので。

つまり、責任自分論で何事も考えるという事で、結構これを"面白い"に結びつけていくのは言葉を表面だけ舐めて理解した気分になるよりももっと難しいんじゃないかと思っています。

しかし、そう勝手な解釈ができるのも、こうして公然と駄文をまき散らす事ができているのも、幸せな事です。

この写真を見ていると、この方々はそうした思想に命をかけなければいけなかった訳ですからね。

そして実際に命を張ったからこそ、このあとの様々な困難から今我々が踏んでいる日本の土地を日本の土地たらしめる事ができた訳で、その上でふんぞり返って今の自分達の小さな小さな悩みについて悩んでいられる事の幸せを感じずに入られません。


私の世代からすると、こちらの方々は"ひいひいじいちゃん"の世代にあたるんですね。

そんなに昔じゃない。

そんなちょっと前の世代の方々が作ってくれたこの土台で、子孫の我々は存分に個々の人生を楽しもうと思う訳であります。


裏解釈

我々が日々行っているのは、まさに人がやってる面白くない事の一部を取っ払う事にあります。


大量の商品画像を一枚一枚シコシコ切り抜いていくの、誰がおもろいねん。

いちいち画像にバナーとかスタンプ貼り付けていく作業、誰がおもろいねん。

そしてそれを取っ払うために、自動化するための研究、俺ら以外におもろいと思う人世界にどんんだけいてんねん。


でもね、そんな我々が送り出す真新しいツールの導入やそれによる新しいワークフローを構築して、あなた自身の日々を少しでも面白くしていくのは、

すみなすものは心なりけり

そう、あなた次第なんですよね。



本日1月4日より我々glamsの2017年が始動します。

もちろん我が事だけでなく、とは言っても関西の企業ですから、ちゃんとみなさんに笑ってもらえるネタを披露してまいりますので、今年も宜しくお願い申し上げます!

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