商品撮影ライティングの基本

こんにちは。
商品撮影コンサルタントのMasatsuguです。

本日は商品撮影ライティングについてご説明をいたします。

商品撮影を行う時は撮影用ライトを使用しましょう。
ライティングが難しいという理由から室内の照明のみで撮影を行っている方が時々おられますが、ライトを使うのと使わないのでは写真の出来上がりがまったく違ってきます。

ライティングはとても奥が深いのですが、プロのカメラマンでなければそこまで深く考える必要はありません。

基本を抑えて綺麗な商品画像を目指しましょう!


▼目次

1.撮影用ライトの種類

2.商品撮影で利用するなら定常光がオススメ

3.ライトのあて方

4.真上からのライトが使いやすい


1.撮影用ライトの種類

商品撮影に使用される撮影用のライトは大きく分けて2種類あります。

1つ目が「ストロボ」

デジカメについているこれ、みなさんにも馴染みのあるものだと思います。

「フラッシュ」なんて言われたりしますが、これがストロボなのです。

商品撮影ではこのようなものが利用されます。

写真のものはモノブロックストロボと言います。

スロトボは瞬間的に大きな光を出し、その光で撮影を行います。

ストロボ(モノブロックストロボ)の特徴を簡単に書くと

①大光量
②シャッタースピードを早く出来るので手ブレしにくい
③瞬間的に光るので画像の出来上がりがイメージしづらい(素人には少し扱いずらい)
④値段が高い
⑤カメラによっては利用できない。(コンデジでは使えないものが多い)

などがあります。


そしてもう1つが「定常光」です。

字のままですが、常に光っているもののことを言います。

弊社ではこのようなものを利用しています。

最近はLEDタイプのものも増えてきました。


定常光の特徴は

①常に光っているので写真の出来上がりがイメージしやすい

②どんなカメラでも使用できる

③価格が比較的安い

などがあります。


2.商品撮影で利用するなら定常光がオススメ

プロのカメラマンはたいていストロボを使用して撮影をしています。

しかしネットショップさんの場合、現場ではカメラマンではなくスタッフの方が撮影をされているケースが多く、取り扱いが簡単な定常光がよく利用されています。

私自身、商品撮影を行う際は定常光をよく利用しています。

どちらか悩んだら最初は定常光から使ってみるのが良いでしょう。



3.ライトのあて方

次はライトを当て方を見ていきましょう。


正面

被写体(商品)全体的にまんべんなく光が当たっています。この写真ではわかりにくいですが、影は被写体(商品)の後ろについています。メリハリがないので比較的のっぺりとした写真になります。

左斜め45度

左から光があたっているので右側の光が当たらない部分が暗くなり、同じく右の後ろ側に影がついています。明るい部分と暗い部分のメリハリがあるので立体的に見えますね。

右斜め45度

左と真逆になります。

真上

正面から当てた場合と近いですが、影は下につきます。

また、ライトを直接当てる場合とそうでない場合で光のやわらかさも違います。


直接光の場合
影がハッキリと写ります。


ディフューザーを使用した場合

影が柔らかくなります。

このようにライトをどうやって当てるかによって見え方が違ってくるのです。


4.真上からのライティングが使いやすい

ではネットショップで商品撮影を行う場合はどのライティングが良いのか?
もちろん撮影する商品の形や大きさによってライティングを変えるのが1番良いですが、なかなかそれだけの時間を割けないのがネットショップの商品撮影…


そんな時は

①真上からのライトを当てる

②ディフューザーを使う

ことがおすすめです。

商品撮影後には背景の白抜きなどの加工作業が必要です。

ライトを真上から当てることで影が短くなり、

ディフューザーを使うことで影が柔らかくなります。


影が短く柔らかいと自然に影を残しつつ加工をすることが出来るのです。


|まとめ

いかがでしたでしょうか?
前回の撮影環境、前々回のカメラの設定方法と合わせて実践していただくと誰でも綺麗に商品撮影が可能です。

是非こちらも実践してみてくださいね!


前回、前々回のブログはこちら↓

ZenFotomatic Blog

全自動画像加工クラウドサービスZenFotomaticを運営するグラムス株式会社公式ブログです。

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